今までに数多くの大規模改修工事を竣工し、地域の皆様にお喜びの声をいただいております。お客様のご要望に応じて、調査から企画立案、そして施工を実施いたします。ぜひ、宮崎建設に大規模改修工事をお任せください。
改修工事は大切な建物を長く維持します!
なぜ改修工事が必要なのか
建物は、風雨・暑さ寒さ・太陽の紫外線・地盤の振動などの過酷な環境の中、各部が徐々に劣化していきます。人間の健康と同様に大きく悪くなる前、重症になる前に修理することが、経済的に建物を長く維持する鉄則です。
いつ頃、工事をすればいいの?
一般的な各部修繕の目安
外壁 | 10年~12年 |
---|---|
屋上防水 | 10年~20年 |
廊下・ベランダ防水 | 7年~15年 |
シーリング打替 | 5年~10年 |
鉄部塗装 | 3年~5年 |
目安は表の年数ですが、10年ごとに大規模改修をされる場合が多いです。(できれば鉄部は、大規模改修の間に1回塗り替えたほうがいいです。)
建物外壁劣化状況を細かくチェック!
マーキング例
足場組立後外壁等を目視及び打音検査します。劣化の症状にあわせ、劣化部をスプレーにて色分けマーキング(しるし付け)していきます。
※管理組合様の許可を得て劣化状態を住民様に確認していただくためシートをはずした状態で撮影しております。
建物劣化の症状もいろいろです!!
建物の劣化がひどいと、コンクリート片やタイルの落下で、大事故になる場合があります。早めの対策をすることにより、安全で快適な住環境を維持できます。建物劣化の症状は、大きく分けて5種類あります。
爆裂
爆裂とは、躯体の劣化によりクラック等が発生し、内部に侵入した水・空気等により鉄筋が発錆(サビが発生)します。錆により体積が膨張し、コンクリートを押し出し、コンクリートが割れます。状態が悪いときは、コンクリート片が落下し大事故となる場合もあります。
補修方法は、劣化部を撤去し、鉄筋の錆を取り、防錆処置を行い、樹脂モルタルにて躯体を補修し、塗装します。
爆裂部斫り前
劣化部撤去状況
バルコニー等爆裂発生状況
浮き
浮きとは、コンクリート躯体に貼り付けたタイルや塗りつけたモルタルが振動、水の浸入等によりはがれ、接着していない状況です。振動、水の浸入等により範囲が広がり、落下の危険があります。補修方法としては撤去し貼り替えするか、孔をあけ接着面に樹脂を注入します。(ステンレスピンを併用します。)
タイル浮きを打音にて調査
※足場上よりタイルを打音にて検査し、劣化部はテープを使い、明示します。
タイル落下の発生状況
クラック(ひび割れ)
クラックは、振動や躯体の収縮、劣化等により発生します。ほうっておくと水が浸入し、コンクリートの中性化や鉄筋の錆を引き起こす原因となりやすいです。浸入した水がクラックよりコンクリート成分を外部に出し、空気と反応し白い結晶(エフロレッセンス=白華)が発生することがあります。
躯体のひび割れ(大きいもの)
エフロレッセンス(白華)の発生状況
塗装膜はく離
塗膜はく離とは、漏水や下地の補修材の劣化、塗装材の劣化により付着力が低下し、下地塗り・塗膜がはく離することがあります。目視(膨れて見えることがある)や打音により検査し、劣化部は除去します。そして、入念に下地補修を行い、塗装パターンを復旧し、塗装を行います。
塗膜(塗装材の下地よりの)はく離
※塗装面を打音にて検査し、劣化部はスプレーにより明示します。
塗膜等はく離の発生状況
コンクリート中性化
中性化が進むとコンクリート内の鉄筋が錆びやすくなり、爆裂等が発生しやすくなります。中性化を遅らせるため、早めの躯体補修、改修工事が必要と考えられます。一般には壁等にコンクリートドリル、コア抜き等で穴を開け、試験片を採取し試験します。
中性化試験状況(フェノールフタレイン溶液散布)
フェノールフタレイン溶液について
フェノールフタレイン溶液を散布(霧吹き)するとアルカリ性の部分はピンク色に変色し、中性化された部分は変色しません。コンクリートの劣化状況(中性化)を確認するのに用いています。